10 posts tagged “経済”
全世界の余剰マネー(過剰流動性)は140兆ドルという巨額な規模に達しているが、それに対して中国、インド、ロシア、ブラジルといった新興国の経済規模 は全部まとめてもGDP総額で20兆ドルに過ぎない。その7倍規模のマネーが行き場を失っているわけだから、資本利潤率が低下するのが当たり前なのであ る。
original: http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2009/12/tkg-9fb8.html
フリーとは無料であるという意味と、自由であるという意味の二つの意味を併せ持つ。無料経済の規模がますます拡大している現在の中で、それがどのようにまわり、どのような可能性を持っているのか書かれた本。
無料版を1万人限定でダウンロードできる。http://www.freemium.jp/
境界線や国境があいまいになり、見たところ遠くにある脅威が身近な問題になりうる世界で、地球上の貧困をなくすための闘いが、生存をめぐる闘いになっているー個人の倫理観がそれを要求するだけでなく、国際的な安全保証がそれを求めるからである。
極度の貧困によって、統治機関は疲弊し、資源は枯れ、指導力は弱まり、希望は挫かれるー絶望と不安がないまぜになった一触即発の空気を生み出す。貧しく脆弱な国家は爆発して暴力を呼び寄せたり、一気に崩壊したりして、市民と近隣諸国とより広い世界を危険にまきこむ。生活は破錠し、投資家は逃げ出し、無法地帯は世界を脅かすテロ、不正取引、環境破壊、病気の温床となる。
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アメリカの安全保障を脅かす五つの天について説明しよう。その一、軍事面への投資が多すぎる。外交政策上の大きな課題は、政治、経済、環境に関するものであり、軍事力では解決できない。その二、世界の安定を促す手段としての対外援助の力を見過ごし、さらに悪い事に、侮ってさえいる。その三、アメリカの力を強調する国内の報道を信じこんで、今日の世界でアメリカにはそれほどの力がないことを認めようとしない。その四、敵対する人びとを侮辱し、対話や交渉を拒否している。交渉を妥協だと決めつけ、そうではない証拠がたくさんあるのに、態度を改めようとしない。その後、政府の構造がまずいため、うまく機能しない。
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現在の情報通信技術(ICT)のおかげで、私たちはグローバルな協力体制を築き上げ、公共の福利を効率的に分け合えるようになった。近代的なICTの登場によって、開発プラクティスのあらゆる面が大きく改善され、より多くの国家や国のなかでも孤立していた地域がコンバージェンス・クラブに加入できるようになるだろう。携帯電話はおそらく現代の開発ツールとして最も偉大なものであり、驚くほどわずかなコストで孤立を解消し、隔離された地域や極貧社会を世界経済に近づけた。
ICTが持続可能な開発に大きく貢献した点を八つあげよう。第一は、接続である。かつて周囲の地方や地域の市場から切り離され、情報が届かなかった場所でも、いまでは一瞬にして世界とつながることができる。世界から遠く離れた村落でも、最新の政治情勢や文化イベント、生活必需品の価格変動などが話題になっており、あらゆる面でラジオやテレビ以上に携帯電話が役にたっている。第二は分業である。情報につながることは、細かく分割された生産網に参入できることを意味する。つまり、遠く離れたコミュニティでも、世界の供給ネットワークに資材を納品できるということだ。アフリカの辺鄙な村が、携帯電話、バーコード、GPSタグなど、すばやい追跡装置のおかげで接続が保たれ、生花、野菜、縫製品などをヨーロッパやアメリカの市場に出荷することができる。第三は、規模である。ICTによって広範なネットワークに情報が行きわたり、数千人どころか数百万人に指示を出し、重要な情報を伝えることができる。
第四は複製である。ICTによって、オンライントレーニングや製造規格などの行程が標準化でき、遠くは慣れた店舗にも瞬時に届くようになった。第五に、責任の明確化である。ICTによって、監査、モニタリング、評価のための技術的な条件が整った。銀行間の取引はオンラインですむ。製品の到着や村落への配達完了なども、リアルタイムでミニターできる。・・第六はマッチングである。つまり、インターネットのおかげで、離れたところにいる購入者と販売者を結びつけることができるようになった。第七は、利益共同体の構築である。新たなソーシャル・ネットワーキング・テクノロジーによって数年年前には想像もできなかったようなグループ活動、社会運動、政治デモ、各種グループが主催するイベントなど、同じ志をもった数十万ないし数百万の人びとを、たった数週間で連携させることができるのだ。第八は、教育とトレーニングである。通信教育はいまやさまざまな形をとり、世界中に普及しているが、やがては公共の教育やトレーニングでも一般的になるだろう。
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各分野でミレニアム・プロミスを達成するために世界で必要となる金額を大まかに計算したものである。持続可能なエネルギーに移行するには、富裕国の収入のわずか一パーセントと、低収入国ではそれ以下の費用があればすむ。生物多様性の保護を強化するには、おそらく年間三五〇億ドル必要だと見込まれるが、これは富裕国の収入の0.1パーセントである。エネルギー、医療、農業、気候、水、その他の分野における持続可能な開発のための科学には、年間700億ドルが必要だろう。これは富裕国のGNPの0.7パーセントを処方すればよい。
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一人の人間として、何より大事な責任は、できるかぎり真実を知ろうと努力することである。ここでいう真実とは、技術であり、また倫理でもある。人間の美点とは、幅広い科学知識に加え、他者の心情を思いやれることである。貧しい人、差別された人、希望をもてない若者たち、早すぎる変化に翻弄される農村地帯の窮状などを理解できることだ。ガンジーは自らの人生を「真実のための実験」と呼んだ。
真実を知ろうとしなければ、和たちたちの目は塞がれ、宗教や地域や国を分断させる嘘や煽動に惑わされてしまう。科学を信頼しなければ、私たちは実体のない偽りの予言にだまされる。自分たちとは違う社会、文化、宗教、声なき貧者の声を理解し、共感しようという断固たる決意がなければ、私たちは不信という渦に呑み込まれ、あげくのはてに「敵か味方か」という憎悪の二者択一を迫られるかもしれない。世界平和と持続可能な開発を達成するために、私たち一人ひとりができることを、以下にあげよう。全部で八つある。
その一、現在の課題について知ること。持続可能な開発の基礎となる科学にくわしくなろう。その二、なるべく旅をすること。異なる土地や文化にじかに触れることは、共通の関心や願望をわかりあい、その土地特有の問題を理解するのに最良の手段である。ここでいう旅とは、街を歩きまわること、国内を見てまわること、そして運がよければ海外へ出かけることである。

この瞬間も貧しい人は常にいて、貧困は人間の運命の一部であるという考えを、私たちは受け入れている。間違いなく、私たちがこの概念を受け入れているという事実こそ、貧しい人々の存在が続いている理由なのである。もし私たちが、貧困は受け入れがたいものであり、人間の文明社会にそんな場所はあるべきではないと固く信じているなら、私たちは貧困なき世界を創造するために、ふさわしい組織と方針を築きあげるだろう。
貧困が存在しえるのは、私たちが人間の能力を過小評価した哲学的な枠組みを築き上げたからなのだ。私たちが設計した概念は狭すぎる。ビジネスの概念 (利益だけが人間の原動力となる)、融資資格の概念(自動的に貧しい人々を排除する)、起業家精神の概念(人々の大部分の創造性を無視する)、雇用の概念 (人間を活発な創造者ではなく受け身の容器にする)。そして私たちは半分しか完成していない組織を作り上げた。現在の銀行システムや経済システムは、世界の半分を無視するものだ。貧困が存在するのは、貧しい人々の能力の不足のためではなく、むしろこれらの知性の失敗のためなのだ。
この世界から貧困を根絶することは可能である。なぜなら貧困は自然な姿ではないからだ。それは人の手によって彼らに課せられたものなのである。できるだけ早く貧困を終焉に導き、貧困を永遠に博物館に入れるために、この身を捧げようではないか。
著者のムハマド・ユヌスはグラミン銀行の創立者で2006年ノーベル平和賞受賞者。
original: http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10163645915.html
せっかく集めた税金を大金をかけて配るという世紀の無駄政策ですが、あきれてものが言えません。このブログでも何度も紹介してますが。
で、無駄無駄と私がブログで叫んだところで、この政策は強行されてしまうでしょうから、ちょっと頭を使って、別のことを考えてみました。
こんかいの定額給付金が無駄だと思っている人たち、定額給付金運用NPOをつくって、そこに寄付しませんか?
前提として、この給付金には課税されるのか?という問題があります。おそらく課税されないんだと思うんですが、どうなんでしょうか?
もし、課税されないなら、まず、代表する定額給付金運用NPOを作ります。その定額給付金運用NPOは、今回の定額給付金で貰った金のみ受け付けます。定額給付金が無駄すぎて、あきれている人たちが沢山居たとしたら1000億円あつまるかもしれません。そのお金は、給付した人に一票ずつ配られる投票権により、運用されます。
その定額給付金運用NPOには、NPOやNGOが出資の依頼を出来ます。また金融機関は運用のオファーもできるようにします。出資のプレゼンは、動画やプレゼンテーションツールを使って作成します。
そして、寄付した人たちが、そのオファーをみて、PCや携帯ネットで投票をします。1/2以上の得票があり、かつ、1/2以上の賛成があった出資のオファーや運用のオファーにのみ、お金を出金することができるようになります。
いわば、定額給付金を用いた壮大な直接民主主義の実験です。
そもそも、税金を広く市民から集めるのは、ある程度まとまったお金でしか出来ないことをやるためではないでしょうか?せっかくあつめた、それを広く市民に配るってのは、どう考えてもおかしいです
そんな、くだらない政策しか提示できない政府に代わって、自分たちでお金の使い道を決めればよいです。ネットを通じた直接民主主義がどんな結果をもたらすのか、想像はできませんし、うまくいかないかもしれません。実際の政府で実験することはかなわないでしょう。
が、今回はチャンスです。2兆円も配られるんですからね。もともともらえるはずのないお金ですから、気前良く寄付してみませんか?無駄で非効率になりがちな役所仕事をスルーできますから、1000億が数千億の価値を持つかもしれません。その数千億が、人々の役に立つことに直接使われるのです。しかも私たちが、ダイレクトに投票できます。
-ホリエモン
細かい実装方法は別にして、これはおもしろい。と思いませんか? 何の布石があるにしろ、この定額給付金はあまりに愚かな政策。しかし、ここまできて中止はできないだろうから、同じような思いをもっている人を集めて、既存の権力とは全く違う団体を作るというアイデアはおもしろいのではないでしょうか。
original: http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51134001.html
「返す」お金からは、ちょっとだけ通常のお金の機能を削いでおく。
それは何かというと、「貯蓄」機能。貯金ダメ。株債券ダメ。土地ダメ。早い話、今の税制で「ストック」扱いされているものは全部だめだけど、その他の物品の購入はOK。
具体的な実装はどうするか、というと、例えば還付金口座を作って、一年後にはその残高が国庫に没収されるという形をとればいい。実際、こういった「疑似貨幣」はポイントの世界では広く見られる。Amazonのポイントもそう。
早い話、トリクルダウンを強制するということ。強制なのでSqueeze Downと言ってもいいかも知れない。
別の見方をすると、これは自由貨幣の超あらっぽいバージョンとも言える。自由貨幣がうまく行かなかった理由の一つは、実装が細か過ぎたことにもあると思う(スタンプを使うなど)。「一年後にはどかんとなくなりまっせ」というのであれば、サルにもわかる。サルにもわかるぐらいのわかりやすさがこういったことには必要だと感じている。
中央銀行を使う方式ほど「楽」じゃないけど、税務署と銀行(いや、別に郵便局だっていいんだけど)だけで実装できるという点においては、ベーシックインカムよりもさらに導入は楽。
original: http://www.doblog.com/weblog/myblog/17202/2622092#2622092
昨夜、アイスランドという国が実質的に破綻した。
そう私は理解した。
欧州に助けを求めたが、欧州のどの国も、アイスランドを助ける資金的な余裕をもっていなかった。
しかたがなく、ロシアに緊急融資を求めている。
たった、40億ユーロ(5500億円)だ。
こんな金額で終わるハズはない。
アイスランドは、国を挙げて金融バブルをエンジョイした。
金融レバレッジを目いっぱい効かせて、銀行は巨額の投融資を行った。
儲かっているときは良かった。その期間は短かったが・・・・
- 春山昇華
original: http://www.doblog.com/weblog/myblog/17202/2622092#2622092
昨夜、アイスランドという国が実質的に破綻した。
そう私は理解した。
欧州に助けを求めたが、欧州のどの国も、アイスランドを助ける資金的な余裕をもっていなかった。
しかたがなく、ロシアに緊急融資を求めている。
たった、40億ユーロ(5500億円)だ。
こんな金額で終わるハズはない。
アイスランドは、国を挙げて金融バブルをエンジョイした。
金融レバレッジを目いっぱい効かせて、銀行は巨額の投融資を行った。
儲かっているときは良かった。その期間は短かったが・・・・
- 春山昇華
今回の危機は、クリントン政権以来続いていた「それいけドンドン」の米国経済の行き着いた果てであった。クリントン時代は株式市場の景気が良かったが、 ブッシュ時代に移ってからは住宅市場に変わっていった。そして住宅にまつわるさまざまな高度な債券化が徘徊した挙げ句、八方ふさがりの状態に落ちてしまっ たわけだ。これらの積み重なる問題を是正していくことは決して容易なことではない。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/152/
これから世界中の人の生活ががらがらと変わっていくはず。
original:http://plaza.rakuten.co.jp/hirakawadesu/diary/200809160000/
この度の米国経済の破綻は、
信用の収縮と呼ぶべきものではなく、行き過ぎたお金への信仰が、
欲望が再生産を繰り返して作り上げた幻影に対するものでしかなかった
ということが露呈したに過ぎない。
最初から信用というようなものは無かった。
信仰は、幻影には実体がないと分かった瞬間に
一気に萎む。
何度かアメリカを往復し、仕事場をつくり、その社会を見てきた印象を言えば、
この社会はその作り方の根本のところでどこか間違ったものを含んでおり、
いずれそのほころびは目に見える形でもっとはっきりとした
無残な輪郭をあらわすだろうということだった。
すでに、その兆しは街のいたるところに見え隠れしていたように思う。
無理な戦争を仕掛けようが、
世界の富を簒奪するシステムを遂行しようが、
政治的・経済的覇権を正当化し、維持するためには
ひとつの擬制(フィクション)が必要だったということかもしれない。
アメリカの正義は、世界の正義であり、人類の利益に資するものだという
擬制がそれである。
彼らがその擬制を補完するために掲げた、自由も、チャンスも、平和も
まさにその社会の根本に、原理的に欠けているがゆえに、その欠落を隠蔽するために
設えられた「正義」のように見える。
「フェミニズム」は女性蔑視の裏返しであり、
「自由」とはまさに先住民の犠牲の上に築かれた
征服者を正当化する方便であり、
「チャンス」は社会の下層に充満する
不満をなだめるために設えられた決して実現しない夢(ドリーム)を
指し示すサインのようであった。
擬制の仕上げは、金こそが世界を支配する万能のパワーであり、
人は金によって幸福を得る事ができるという信憑であった。
アメリカン・ドリームとは、一夜にして大金持ちになるという
ことであり、アメリカとは、
そのチャンスを平等に分け与える世界でもっとも開かれた場所であるという信憑。
人間は誰もが自分の欲得を求めて行動してよい。それが、社会を発展させる原動力になる。
秩序は市場が作り出す。だから、人々は貪欲に欲望を解放してよい。
お金はパワーである、人間がひとりで生きてゆくにはパワーが必要である。
そう思うのはいい。(俺もそう思っている。)
だが、同時にお金が行使できるパワーは極めて限定的なものであり、
それを万能だと思うことは恥ずかしいことなのだという認識を
お金が重要であると考える同じ分だけ帯同すべきなのである。
擬制は、自らそれが擬制であることを知り、もっと控えめであるべきなのだ。
十年も前から、いやもっとずっと以前から
擬制でしかない価値を、集団的に正義と読み替えたことによって、
この擬制の崩壊ははじまっていたというべきだろう。
換言すれば、政治と経済における、大戦後の覇権国家が、世界に押し付けてきた
経済成長、環境、民主主義という価値観そのものが、
もともと無理筋であり、もたなくなったことのあらわれだと見るべきだろう。
勿論、経済成長はできるに越したことはないし、
環境は守られてしかるべきだし、
民主主義はいまのところ最善とはいわぬまでも、ベターな政治体制である。
しかし、そのどれもが、
金を積み上げれば手に入るというようなものではない。
平野啓一郎

