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もう一度人生をやり直せるなら・・・・
今度はもっと間違いをおかそう。
もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。
絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。
この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。
もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。
もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。
もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
もう一度人生をやり直せるなら・・・・
だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。
私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?
自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・
もっとリラックスしよう、もっとシンプルに生きよう、たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。
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ドラッガーというよりも、ホイットマンだなーと思って原典をいくら検索しても見つからないので調べていると以下のブログが。
http://psychodoc.eek.jp/diary/?date=20091102
出典の明確にすることは文献の基本。疑問に思ったら出典に当たれ。出典が明記されていない文書の取り扱いは慎重に。
original: http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/558
努力は報われないほうがいい
現在進行形ですごい状態にある人を見て、「僕も頑張ってああなるんだ」なんて、 その人と同じやりかたで、同じ場所を目指して頑張るのは、危険なことだと思う。
何かの間違いがあって、頑張ったその人の成功を許してしまった業界は、その時点で詰んでしまうから。
承認のコストがつり上がる
同じ方法論で頑張った人は、どうあがいたってオリジナルのコピーにしかなれないものだから、 そういう人は、ものすごく頑張る。頑張った人が、「頑張り」に見合った承認を求めると、 世代を重ねるごとに、「頑張り」のコストはどんどん上がる。
業界のどこかで「すごい」を観測したのなら、その人と同じやりかたを重ねるのではなく、 「もっと簡単にあそこに到達するにはどうすればいいんだろう」なんて考えないといけないし、 それでも「頑張り」以外の答えが出ないなら、「すごい」その人たちがいなくても何とかなるように、 仕事のやりかた自体の書き換えを目指すべきなんだと思う。
「僕も頑張るぞ」というのは、危険な選択だと思う。
一度「頑張り」の魔界に足を入れると、もう後戻りができない。 頑張ったあげくにどこかに到達したとして、頑張りの元を取れなかったら失敗判定される。 「頑張り」というのは本来、ものすごく分の悪い賭けであって、「頑張るぞ」という選択は、 だから地雷原にあえて足を踏み入れるようなものなんだ、と理解しないといけない。
個人の体験が一般化する
頑張った結果として成功した人が、次世代に頑張りを「正解」として伝えると、業界が終わる。
教育をする人たちは、研修医には、「頑張る前に、それが本当に必要なのかどうか考えなさい」なんて 教えてほしいなと思う。
「とりあえず頑張る」というのは本来、保身の手段であって、成功の手段とは違う。
誰かの天才的なひらめきを見たら、それを「天才」と評するのは思考停止であって、 「凡人」を自覚している競合者は、同じような発想に、力ずくでたどり着くやりかたを考える。 天才抜きでも同じ結果を出せるような、そんなやり方が示されて、 初めてそこで、「頑張る」意味が見えてくる。
「漠然と頑張る」ことで成功した人というのは、たしかにいる。でもそれは、 やっかみ10割で言ってみれば、誰か高齢の、偉い人たちの視界に入り続けることで、 組織にとって「かわいい」人間となり、上に引き上げてもらうための、一種の処世術であったはずなのに、 「頑張った」人たちが、「僕たちは頑張ったから報われたんだ」なんて賢しげにつぶやくのは、 それはもう、後続を殺すための欺瞞情報なんだと思う。
「俺は偉くなるために年寄りの尻舐めたんだ」って威張るのは、むしろ大いに「あり」だと思うし、 そういうことを包み隠さず話してくれる人の言葉はとても大切なんだけれど、 「じじいの肛門を吸引すると元気が出るぞ」って後輩に教えたところで、 それを実践した下級生は、たぶんみんな病気になって倒れてしまう。
伝統芸能が証明されると業界がダメになる
自分たちの暮らす医療という業界が、「やっぱりあったけぇのが一番だよ」みたいな、 年寄りの価値観的なものに収斂していって、統計屋さんがそれを覆すどころか、 「暖かいやりかた」を強化する方向にすり寄ってるのに、すごく嫌な予感がする。 それをやられると、臨床が続けられない。
「名医ならば一目で分かる」的な、昔ながらのやりかたというのは、 それが再現できたらたしかにすばらしいんだけれど、それが統計的に「正しい」やりかただと証明されて、 それを常に再現するように求められたら、困ったことになる。自分は名医にはなれないから。
「名医なら余裕で分かる」が真になってしまうと、逆説的に、 「診察して分からなかったら名医でない」なんて、あるいは「診察直前までは名医でいられる」なんて価値を生む。 これは結果として、「診察しない名医」とか「逃げる名医」を増やしてしまう。
古い価値軸が統計で固められてしまうと、成功事例が収斂する。
「最初に診察したバカ医者を、あとから来た名医が口でたしなめる」というやりかたが 成功すると、リスク抜きに成功をつかむやりかたが決定して、 みんながそれを再現する。「名医」であり続けたい人は、そんな場所に自らを置こうと 立ち回って、実際問題、分からない患者さんを抱えると、 相談しても「分かってから相談して下さい」なんて、 「専門的意見」をもらうことが増えている。
昔のカブトムシは空を飛べた
統計野郎が業界のベテランにすり寄るちょっと前、自分が3年目ぐらいだったころ、 救急外来は大賑わいで、病院どうし、患者さんの奪いあいだった。 どこの病院も救急を受けて、救急外来はお互いに覇を競って、毎晩がお祭り騒ぎで、そこには医師があふれてた。
「名医のやりかた」が統計で固められて、「とりあえず何とかする」乱暴なやりかたは、 いつの間にか統計的に間違いであるなんて「証明」された。
「カブトムシは航空力学的に飛べないことが証明された」なんて、虫が飛んでるのを見れば、 嘘だってすぐ分かるのに、うちの業界だと、何とかしている奴らが「間違ってる」ことになった。
「飛んだら間違いだ」なんて言われたら、虫もたぶん地面を歩く。 何したって「間違ってる」とか言われたら、もう仕事ができない。 今から8年ぐらい前から、だから救急外来には、「診たら負け」なんて信じられない言葉が飛び交って、 救急車は行き場を失って、救急外来に立つ人は、一気に減った。
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関連して:
負けたほうがいい
宋 文洲
同期より少しでも早く昇進しようと、あれこれ上司に媚を売るサラリーマン達。
子供が塾や学校などで近所に負けないために、懸命に頑張る母親達。少しでも
他人を出し抜こうと、頻繁に車線を変更するドライバー達。毎日、ほとんどの
人々は知らないうちに他人との勝負に参加しています。
「勝ちたい」、「他人に遅れるまい」。そんな勝負の心が、残念ながらどんな
人間にも本能として潜んでいます。しかも目の前にある相当くだらないことで
むきになり、自分が見えなくなるのです。その先に何があるか、何のためにこ
んな勝負に参加しているかはまったく考えないのです。
なぜ走るか、走る人がいるからだ。なぜ行列に並ぶか、並ぶ人がいるからだ。
なぜ良い学校に入りたいか、できる人が皆良い学校にいくからだ。残念ながら、
この程度の理由で多くの人は人生を浪費してしまうのです。
趣味に没頭する時間、家族と一緒に居る時間。そんな刺激のない静かな時間に
幸せを感じられるようになれば、人は本当に幸せだと思います。我々人間がな
かなか幸せになれないのは、些細なことで他人と比較し、勝負する癖があるか
らです。
無意味な勝負に人生を浪費している間に、公園ではきれいな花が咲き乱れ、海
では真っ赤な夕日が海面に落ち、家では巣立ち前の子供が親の帰りを待ってい
るのです。この瞬間にも多くの幸せが我々を待ち侘び、それを掴まないと二度
と我々に属さないのです。我々には他人との勝負に参加する暇はないのです。
幸せの尺度は幸せに生きる時間の多さです。勝負に勝ったとしてもその幸せは
一瞬ですが、一輪の蒲公英のように静かに春を楽しみ、自然に風に自分を託す
生き方こそ最後の一瞬まで幸せなのです。
私が嫌いな日本語に「勝ち組」と「負け組」があります。人生は自分に属す幸
せを自分の心で感じ取る過程であり、決して他人との勝負ではないと切に思う
からです。
経営とコンサルティングを通じて多くの方々と出会ってきましたが、仕事がで
きる人も幸せになる人も、決して勝負にこだわる人ではなく、むしろ自らうま
く負けている人なのです。
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┃01┃□ドキュメンタリー映画のかたち
┃ ┃■サンフランシスコで映画を学ぶ (3)
┃ ┃■黒川 通子
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●秋学期に学んだこと
9/15号で大雑把にご紹介しましたが、私がアメリカで初めて参加した2008年秋学期
についてもう少し詳しく書きます。一年時の授業は5分の映画を完成するという大命
題を中心に進められ、実技の3クラスと理論の1クラスで構成されています。
まずは実技の「クリエイティブ・プロセス」ですが、Britta Sjogren(ブリッタ・
ショーグレン)という、華奢な印象とはうらはらなバイタリティ溢れる女性が担当
教授です。
このクラスでは5分映画の企画から脚本推敲までを、Pitch(ピッチ)、Treatment
(トリートメント)、Script(脚本)という段階を踏んでやっていきます。ピッチ
では企画を1センテンスで簡潔に伝えてプレゼンテーションします。私が「日系アメ
リカ人について無知だった日本人がアメリカでその歴史を学ぶ過程を描くパーソナ
ル・ドキュメンタリー」とピッチしたとすると、このピッチが企画した映画の内容
を正しく伝えているかをクラスで議論します。クラス全員がそれぞれ二つのピッチ
を発表し、一つを選んで次のトリートメントに進みます。
トリートメントでは、A4の紙1枚にあらすじをまとめ、Premise(プレミス:前提)、
つまりこの映画で何を描きたいのかを簡潔に書きます。例としてメキシコ系アメリ
カ人男性・Rafael(ラファエル)のトリートメントをご紹介します─ 仕事にあぶ
れたメキシコ人が怪しげな車に同乗して砂漠にやって来て、そこで穴を掘って大き
な荷物を埋めるよう命じられます。作業中に車は去り、荷物を確かめると何と死体
です。埋め終えた彼が途方に暮れていると国境パトロールの車が近づいて来て、彼
を逮捕して車に押し込みます。ここで映画は終わりますが、この後、彼がメキシコ
送還されることをラストシーンは示唆しています。ラファエルのプレミスはメキシ
コ人労働者を扱う米国政府の二重基準の告発です。都合がいい時は利用し必要がな
くなったら簡単に捨てるというわけです。こういったトリートメントをグループに
分かれて読み合い意見交換します。
次にやっと脚本です。書き上がった脚本は二稿までクラスで読み合わせのうえ議論
します。議論は白熱しますが、女性が多い我がクラスでは、特に女性の描かれ方に
みんな敏感に反応します。ギリシャ人男性・ニコの脚本は、クローズアップの連続
と詩のようなナレーションで構成される独創的で興味深いものでしたが、女性陣か
ら矢のような批判を浴びせられました。議論は白熱どころか大騒ぎになり、私には
到底ついて行けません。
しかし断片的に聞き取った言葉から推測すると、どうやら女性の身体の各部(耳、
腹、足、胸など)を順に見せる手法に反感を感じた女性が多かったようです。議論
が功を奏したのか、翌年の5月に完成した彼の作品では女性の扱いはかなり違うもの
となっていました。
こうした議論を経てピッチのアイデアは変貌し、人によっては完全に題材を変えて
しまいます。かくいう私も脚本二稿目で、それまで企画していた個人的な体験を題
材としたドラマをやめ、サンフランシスコの日本町を題材にしたドキュメンタリー
を撮ることにしました。そしてDress rehearsal(ドレス・リハーサル:ショットリ
スト、スケジュールなどを提示)の段階でさらに、ピッチとしてご紹介したセル
フ・ドキュメンタリーに変えました。しかし最終的にできあがった映画はまた少し
違うものになっています(企画の変遷の過程は書ききれないので、次回以降に簡単
にご紹介します)。
さて二稿までクラスで発表した後、Critique session(クリティック・セッショ
ン)を迎えます。担当教授とは別に3人の教授を招き脚本を講評してもらうのですが、
かなり辛辣な意見が出るので戦々恐々です。そしてドレス・リハーサルを終え、予
算、スケジュール、ショット・リスト、脚本最終稿などをまとめたプロダクショ
ン・ブックを提出すると、ひとまず秋学期は終わりです。ピッチから脚本推敲の合
間に5分映画とは別な面白い課題が様々ありましたが、こちらもまた機会があればご
紹介したいと思います。
次の「プロダクション・プラクティス1」では撮影の実際的な技術を学びました。教
授はLarry Clark(ラリー・クラーク)という男性で(『KIDS/キッズ』の監督とは
別人)、フジフィルムびいきな彼は授業でしばしば日本映画に言及します。彼に限
らず我が映画学科の先生方はアジア映画に詳しく、特に日本映画好きな先生が多い
ことには驚きました。映画学科があるファイン・アーツ(Fine Arts)・ビルディン
グの廊下には、さまざまな映画の1シーンが描かれていますが、その中に黒澤明の
『隠し砦の三悪人』もあります。
最初の授業で、まずカメラクルーの役割分担が事細かく書かれたリストを渡された
ことを面白く思いました。D.P.(Director of Photographer: 撮影監督) が監督と相
談して撮影方針を決めてカメラオペレーターに指示を出し、オペレーターはその指
示通りに撮影し、第1カメラアシスタントはオペレーターのためにフィルム装填やレ
ンズ交換をし、第2アシスタントは第1アシスタントを補助しつつカチンコを叩き撮
影記録を取る、と言ったことが6ページに渡って書かれています。この序列を崩して
第2アシスタントが直接D.P.に指示を仰いでしまうと撮影現場に混乱を来すようです。
学生の場合は実際の撮影ではせいぜいアシスタント1人とD.P.ということが多いので
すが、D.P.が1人で全部やるような場合でも、絶対にカメラマンとは呼ばずD.P.と呼
びます。職業としてD.P.を名乗る人は、カメラはもちろん照明、録音など映画制作
に関することは一通り何でもできるようです。
次にフィルムの選び方です。コダックが自社製品用に作成した宣伝ビデオを教材と
して見たのですが、宣伝用とは言えフィルムの特性をアピールしつつ良質な短編映
画に仕上がっていることに感心しました。そして露出計の使い方ですが、自分の露
出計を持つことを薦められ、私も教授推薦のセコニックのスタジオデラックスを買
いました。その次にようやく16mmカメラに触れることができました。アリフレック
ス16SRをメインに、エクレールやボレックスの使い方も教わりました。さらにアス
ペクト比や被写体深度について講義を受け、時にはサウンド・ステージ(照明機材、
大道具、小道具が揃った舞台)で、照明技術やドリーの使い方のワークショップを
受けました。
そして授業の合間に撮影課題を仕上げます。週末に各自で撮影して次の授業で上映
し、撮影時のトラブルなどを報告しつつ、教授から技術的な助言を受けます。まず
はデイライト・フィルムを使って3人編成で100feet(3分弱)ずつ野外撮影し、次に
クルーの人数を増やし、タングステン・フィルムを使って照明機材を使わない室内
撮影と使った室内撮影をそれぞれ行い、最後に好きな場所とフィルムでドキュメン
タリー撮影を行いました。私のチームは16mmフィルム撮影未経験者が多く、経験が
浅い私にもドキュメンタリー撮影でD.P.を務めるチャンスが巡って来ました。ちょ
うどオバマ大統領が当選した時期だったので新大統領をどう思うか街頭インタビ
ューし、なかなか良いインタビューがとれました。しかしアリフレックスは予想以
上に重く、片目でファインダーを覗き続けることには苦労しました。撮影したフィ
ルムはテレシネして、「プロダクション・プラクティス2」の授業の素材として使い
ました。
さて「プロダクション・プラクティス2」ではポスト・プロダクション作業を学びま
す。
教授はPat Jackson(パット・ジャクソン)という陽気なサウンド・デザイナーで、
豊富な現場経験を交えた話は面白く、教え上手で面倒見が良いという何拍子も揃っ
た先生です。『イングリッシュ・ペイシェント』のようなハリウッド映画の仕事を
メインとするようですが、日系アメリカ人監督が収容所体験を綴った『Rabbit in
the moon(月のウサギ)』というドキュメンタリーの編集もしています。春学期に
私がドキュメンタリー映画の編集過程に進んだ時にはさまざまな助言をしてくれま
した。
授業では、デジタル、アナログ両方の映像と音の編集に関して全般的に学びました。
パットの授業で出される課題はどれも楽しかったのですが、中でも私のお気に入り
はSound and Image (音と映像)という課題です。映像はシングル・スチールかシン
グル・ショットでなくてはいけません。そして722携帯録音機というすぐれものの録
音機材を使って、肉声を一つ、野外の音を三つ含んだ10の音を集めます。音と映像
をパソコンに取り込みFinal Cut Pro(ファイナル・カット・プロ)で編集しますが、
音の編集には2トラック以上使うことが条件です。私はニコと一緒に課題に取り組み、
まずはFoley stageという完全防音の部屋で録音を始めました。この部屋の床には砂
利や木片が敷き詰められた場所、木材や鉄板が敷かれた場所などがあります。その
上で歩き回り、ガラス瓶を転がし、悲鳴をあげ泣き真似をし、日本語とギリシャ語
で喋り、と思いつく限りのことをして録音しました。野外では路上でバスやオート
バイの音、海岸で波の音を録音しました。映像素材には、学校のエレベーター前の
フロアを撮影したシングル・ショットを使いました。フロアの床は市松模様になっ
ているので、それぞれの四角を踏むと悲鳴や波の音が聞こえるという設定で、四角
から四角へ跳ね回ったパフォーマンスを撮影しました。ニコと私それぞれで1バージ
ョンずつ撮影し、自分のパフォーマンスを各自が音編集しました。基本のアイデア
は同じですが、二人の特性が出た違う作品にそれぞれ仕上がりました。この基本ア
イデアは私が思いついたので、教授にもクラスメイトにもとても評判が良かったの
は嬉しいことでした。
学期の後半には、Monaco(モナコ)というサンフランシスコで唯一のフィルムラボ
へ行き、「プロダクション・プラクティス1」で撮影したドキュメンタリーをテレシ
ネしつつ講義を受けました。テレシネした画像データをファイナル・カット・プロ
で編集し、そしてまたフィルムに戻ってパソコンで編集した通りにワークプリント
を繋ぐのが秋学期最後の課題です。まずパソコンで編集済みの映画のKeycode
(キー・コード:フィルムに焼き込まれているコード)リストを打ち出し、ワーク
プリントのキー・コードを確認し、リスト通りにカットして繋ぎます。慎重に事を
進めれば難しい作業ではないのですが、我がチームはあらゆるミスを犯し、結果的
に学期を通じて一番大変な思いをした課題となりました。しかし今考えると課題で
ミスを経験できたのは良いことでしたし、当時のドタバタぶりも楽しい思い出です。
最後に理論の「ノン・ナラティブ・フィルム」です。教授はJenny Lau(ジェニー・
ラウ)というやはり陽気な中国人の先生です。授業で読んだ『Unthinking Eurocent
rism(ヨーロッパ中心主義的思考を取り除く)』と『Romance and the “Yellow
Peril”(ロマンスと「黄禍」)』はとても興味深い本でした。二冊とも日本語訳は
見つからなかったのですが、翻訳されていないとしたらそれが不思議なくらい、内
容的に日本人が面白く読めるものです。この他にもオリエンタリズムに関する文章
などさまざまなテキストを読みましたが、これらの中で、日本は国としては完全に
欧米側(搾取する側)として見なされていることに今更ながら気づきました。しか
し人種としては「黄禍」をもたらすアジア人として差別される側です。そうしたこ
とを考えていた時、アメリカ人のクラスメイトが台湾人のクラスメイトに言った
「日本はテクノロジーがあるから『西』、台湾にはテクノロジーが無いから
『東』」(台湾の技術力の高さは知られていないようです)という冗談を聞き、こ
れは『Unthinking Eurocentrism』そのままだと思いました。この本の中に「科学と
テクノロジーは西のものであると西の人間は考えるがそうではない。西と東が相互
依存してきた歴史を無視すべきではない」といったことが書いてあります。私はこ
のことをネタに提出課題を一つ書き上げました。アメリカ人のクラスメイトの冗談
をイントロダクションとして、アパルトヘイト政策下の南アフリカで日本人が「名
誉白人」という呼称を頂戴したこと、不思議にもその事実を喜ぶ日本人がいること
などを加え、『Unthinking Eurocentrism』に結びつけて書いたのですが、予想外に
良い成績をもらえました。書きかけの提出課題は二人に見せましたが、その時にア
メリカ人の彼は失言を認めて台湾人のクラスメイトに謝罪し、二人は仲直りしまし
た。サンフランシスコとはいえアメリカなので、この件のようにアジア人に関する
アメリカ人の考え方に疑問を感じることはしばしばあります。しかしこんな冗談を
みんなが言うわけではありませんし、彼はとても人柄がいい人で、アメリカに不慣
れな私と台湾人のクラスメイトを事あるごとに助けてくれました。
大急ぎなご紹介でしたが、秋学期はこういった調子でした。あまりにも大変でわけ
のわからぬままに終わってしまった学期でしたが、サイレントもしくは台詞なしで
も良い実技課題が多かったのが救いでした。
(つづく)
■黒川 通子(くろかわ・みちこ)
1971年生まれ。明治学院大学芸術学科で映画理論を学ぶかたわら、イメージフォー
ラム付属映像研究所17期卒業。1996-2007年、財団法人多摩市文化振興財団で映画事
業の企画運営を担当。財団法人日本映像国際振興協会に短期務めた後、2008年より
サンフランシスコ州立大学映画学科大学院生として映画制作を勉強中。≪近況≫2年
生になって気が緩んだのか風邪をひいてなかなか治りません。1年生の時は異常な緊
張感のせいか、心身を酷使しても元気だったのですが。前回の原稿で誤解を招いて
しまいましたが、サンフランシスコの物価は東京並みに高いです!しかし私の近所
の中国人コミュニティでは比較的安くものが手に入ります。
権力と富には魔力があります。人間は一度手に入れたらなかなか自ら手放さな
いのです。しかしその結果、大体の人は志を失い、どこかで大きく行き詰まり
ます。賢い富豪が子孫に富を残さないのは他人のためではなく、自分の子孫の
ためです。生きる力、働く意欲を奪われたくないからです。
企業に権力に長くすがる人間がいるとその企業は必ず活力を失います。国に権
力に長く執着する政治家がいると国は必ず大きな壁にぶつかります。これはも
う民主主義とか社会主義などの主義主張と関係ない原理原則です。
宋 文洲
1968年を頂点とした自由を求める若者の運動があった。
パリの五月革命も、日本の東大紛争も、その一つの現れだった。
この小説に出てくる人々は、みんなその残党のようにぼくには思える。
そういう哀切の情を書くのに、手紙の束というのはとてもいい方法だ。
でも、誰も手紙を書かない時代にはこういう小説はもう書けない。
池澤夏樹
私はいつも外側を見ている、
内側を見ようとして、
何か本当のことを言おうとして。
でも、本当のことなど
ないのかもしれない。
外側に存在するもの以外には。
そして、外側に存在するものは、
絶えず変化している。
– ロバート・フランク
original: http://food-handler.blogspot.com/2008/02/coca-cola-how-to-make-coca-cola-at-home.html
Coca Cola - How to make Coca-Cola at home
Codenamed "Merchandise 7X", the list of ingredients that go into Coke - 922 million litres of which were drunk in the UK last year - has been kept carefully shrouded in mystery since the drink's inventor, a medicinal chemist called John Pemberton, first wrote it down in 1886. These days it is supposedly kept under 24-hour guard in a vault in Atlanta, Georgia, which is odd considering that author Mark Pendergrast published it in his exposé of the cola industry For God, Country & Coca-Cola (Basic Books) in 1993. The company maintains that this recipe is not the same as the one it uses.
Kate Rich and Kayle Brandon are bar managers at the Cube Microplex, an "alternative" cinema in central Bristol. Opposed in principle to the business and environmental practices of the Coca-Cola corporation, the Cube bar has never served Coke. That doesn't mean there isn't a demand for it. "We'd tried Pepsi and Virgin Cola and various others too," says Brandon, "but they weren't really a positive alternative. They were acceptable, but they weren't Coke. And people really want Coke."
After conducting various taste tests, they felt the preference had less to do with flavour than the power of the brand. Any alternative they were going to offer had not only to taste almost identical but overcome the incredible pull of Coca-Cola's marketing. "Given that most of the Cube's customers come because they like the place's DIY attitude," Brandon explains, "one way of doing that was to make the cola ourselves."
Cola is basically a mix of caramel, caffeine, sugar, fizzy water, citric or phosphoric acid, and eight essential oils. It's the precise blend of these oils that lies at the heart of the 7X secret formula. A trawl of the web soon uncovered several 7X-type recipes, the most promising of which was adapted from the one in Pendergrast's book.
But turning the recipe into a palatable drink turned out to be more difficult than it looked. "The oils we had to import from the US," says Rich. "The caramel had to be sourced direct from DD Williamson, a large operation based in Manchester which actually provides the caramel for all the Coca-Cola manufactured in the UK. And the caffeine we found at MyProtein.co.uk, a body-building website."
When they had assembled most of the kit, they invited friends along to an "open lab" to help them make the drink. "Unfortunately none of us had any scientific knowledge whatsoever, and it's quite a scientific process," says Rich. "We spent half our time running out to get ingredients that we didn't have, and we kept having to go round to the local post office to weigh things on their parcel scales."
Though they came up with something like cola by the end of that first day, they couldn't replicate their success. The problem was getting the oils to mix with the other ingredients, a process called emulsification, or binding together.
The emulsifier used in most soft drinks is dried acacia sap, better known as gum arabic. But Rich and Brandon couldn't get this to work. "We managed to destroy a whole series of kitchen mixers, completely trashed them. The gum arabic scoured the sides, the blades snapped ... it was really violent and very distressing."
After the fourth mixer went west they realised it was time to seek help. A mass email to the Cube's mailing list uncovered Dr Peter Barham, adviser to the Fat Duck restaurant and expert in food emulsification. He pointed out that they were using the wrong kind of gum arabic. "We'd bought ours from the local Indian food shop, but it wasn't particularly homogenous, so each time it was giving us different results."
Barham also pointed out that making an emulsion was all about force. Rich and Brandon had scaled up their quantities, but not their mixing power. They were looking forlornly at the constituents of their cola lab when they noticed the tubular metal handle on one of their hand whisks was about the same thickness as a large drill bit. Bingo! Whisking the mixture with a hammer drill produced the desired effect.
All they needed to do now was to add caffeine, caramel, sugar, citric acid and sparkling water - and suddenly, from a single cup of emulsion, they had enough cola for a month.
So how does it taste? First, we try the real Coca-Cola. A restrained sweetness, low cool notes of caramel, dry on the tongue, quite flat on the palette. Very refreshing, but with little depth.
Now for Rich and Brandon's home-made product. The initial surprise is that it really does taste like Coke. Very slightly sweeter than "the real thing" but less acidic. A satisfying, complex flavour, subtly different from the brand leader, but easily as good.
Having found their liquid gold, Brandon and Rich plan to sell concentrate kits to other small bars and businesses. They maintain that they are not out to challenge the Coca-Cola hegemony, but they "do hope that along the way we'll help produce a small reality-shift. It's social change through science and baking. Sort of DIY aesthetic meets the WI."
The mega corporation remains unfazed. "As the saying goes, imitation is the sincerest form of flattery," says a Coca-Cola spokesman. "But our product is unique. Anyone with a selection of ingredients could make a type of cola, but there can only be one Coke."
Thanks to Rich and Brandon, we have a much better idea of what that really means.
Brew it yourself
NB. 1 batch of 7x formula will produce three batches cola syrup, or approximately 54 litres of cola.
Step 1: 7x formula:
Using food-grade essential oils, assemble 3.75ml orange oil; 3ml lime oil; 1ml lemon oil; 1 ml cassia oil (nb. reduce cassia content for next production); 0.75ml nutmeg oil; 0.25ml coriander oil (6 drops); 0.25ml lavender oil (6 drops); 0.25ml neroli oil (optional/removed due to high cost).
Using a measuring syringe, measure out the oils into a glass or ceramic container. Keep covered to avoid volatile oil fumes escaping. Then dissolve 10g instant gum arabic (equivalent to 22ml) in 20ml water (low calcium/low magnesium, Volvic is good) with one drop vodka - Cube uses Zubrowka. (Be aware that total quantity of vodka will be 0.0007ml per litre of Cube-cola).
Place the gum/water/vodka mix in a high-sided beaker - stainless steel or glass are best. Using a high-power hammer drill with kitchen whisk attachment, whisk the gum mixture at high speed while your assistant droppers the oils. Mix in steadily with the measuring syringe. Continue to whisk at high speed for 5-7 minutes, or until the oils and water emulsify.
The resulting mixture will be cloudy. Test for emulsification by adding a few drops of the mixture to one glass of water. No oils should be visible on the surface. You now have a successful flavour emulsion, which should hold for several months.
Step 2:The mixers
This makes two allied concentrates, Composition A and Composition B, which can be stored separately before being mixed into cold syrup with the addition of sugar and water.
Composition A
Mix 30 ml double strength caramel colouring (DD Williamson Caramel 050) with 10 ml water. While stirring, add 10ml 7x flavour emulsion (oils/gum/water mix).
Composition B
Mix 3 tsp (10ml) citric acid with 5-10ml water, then sieve in 0.75 tsp (2.75ml) caffeine. Mix thoroughly using a pestle and mortar until caffeine granules are no longer evident. The mixture may behave erratically, turning either white or clear for no apparent reason. If it goes white, add more water. Pass through muslin or jelly bag to remove any anomalies.
At this point, A+B can be packaged separately and later reconstituted into cola syrup.
Step 3: The cola syrup
2 litres water; 2kg sugar
Compositions A & B
Make a sugar syrup (mix in a cooking pot on low heat to dissolve quickly) using 1.5 litres of the water and all the sugar. Filter if unsure. Mix Composition A into the remaining 500ml water. Add Composition B, then the sugar syrup. You now have 3 litres Cube-Cola syrup or approx 18 litres cola.
Step 4: The cola
As required, make up your cola as a 5:1 mix, five parts fizzy water to one part cola syrup. Cube uses 350ml syrup in a 2l bottle of Tesco Ashford Mountain Spring. This cola recipe is released under the GNU general public licence.
科学者が歌う音楽ビデオが面白い。「私たちはすべてと繋がっている。お互いには生物学的に。地球とは化学的に。宇宙とは原子的に。」と歌い出しにカール・セーガンの言葉のリフレインがかかる。http://www.youtube.com/watch?v=XGK84Poeynk
これから爆発的に情報が増えていくなかで、何をするかよりも何をどう伝えるかがますます重要になる
[deGrasse Tyson]
We are all connected;
To each other, biologically
To the earth, chemically
To the rest of the universe atomically
[Feynman]
I think nature's imagination
Is so much greater than man's
She's never going to let us relax
[Sagan]
We live in an in-between universe
Where things change all right
But according to patterns, rules,
Or as we call them, laws of nature
[Nye]
I'm this guy standing on a planet
Really I'm just a speck
Compared with a star, the planet is just another speck
To think about all of this
To think about the vast emptiness of space
There's billions and billions of stars
Billions and billions of specks
[Sagan]
The beauty of a living thing is not the atoms that go into it
But the way those atoms are put together
The cosmos is also within us
We're made of star stuff
We are a way for the cosmos to know itself
Across the sea of space
The stars are other suns
We have traveled this way before
And there is much to be learned
I find it elevating and exhilarating
To discover that we live in a universe
Which permits the evolution of molecular machines
As intricate and subtle as we
[deGrasse Tyson]
I know that the molecules in my body are traceable
To phenomena in the cosmos
That makes me want to grab people in the street
And say, have you heard this??
(Richard Feynman on hand drums and chanting)
[Feynman]
There's this tremendous mess
Of waves all over in space
Which is the light bouncing around the room
And going from one thing to the other
And it's all really there
But you gotta stop and think about it
About the complexity to really get the pleasure
And it's all really there
The inconceivable nature of nature

